北海道・厚岸町でウイスキーを造る堅展実業株式会社ウイスキー事業本部 厚岸蒸溜所が、新シリーズ“葛飾北斎/十二支シリーズ”の第一弾として「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー 未/HITSUJI」を発売します。2026年11月下旬から順次、全国で販売されます。

“二十四節気シリーズ”の完結を経て、新シリーズが始動
厚岸蒸溜所はこれまで、日本の伝統的な季節をモチーフにした“二十四節気シリーズ”を展開してきました。このシリーズは、2026年8月に発売された「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー 秋分」で24種類すべてが製品化され、完結しています。「未/HITSUJI」は、その完結後初めてのボトルリリースです。
新シリーズのモチーフは、江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の代表作とも言われる画集『北斎漫画』に数多く描かれた十二支の動物たちです。今後は毎年、その年の干支ボトルをリリースする予定とされています。第一弾となる2027年の「未」が象徴するのは、穏やかさ、調和、そして人と人との間に生まれる親しみ。厚岸ウイスキーの新たな幕開けを告げる一作と位置づけられています。
『北斎漫画』には人物、動植物、建築物、妖怪などさまざまな主題の図版が収められています。現代のストーリー漫画とは異なるものの、その動的な描写や表現は国内外に広く影響を与え、西洋ではジャポニズムとして多くの芸術家がこの画集から着想を得た作品を残しています。

香りにはピートの煙香と潮気、味わいには柑橘の甘さと酸味
商品の概要とテイスティングノートは以下のとおりです。
- 製品名:厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー 未/HITSUJI
- 品目:ウイスキー
- 原材料名:モルト(大麦(イギリス、北海道産))
- 内容量:700ml
- アルコール度数:52%
- 参考小売価格:36,300円(税込)
- 香り:チョコレートとカステラの甘さ、オレンジ、レモン、みかん、八朔、ピートの煙香と潮気の輪郭
- 味わい:オレンジとみかんの甘さ、レモンとライムの酸味、バターのコクと醤油の香ばしさ
- 余韻:黒胡椒と生姜、レーズンの甘さ、塩気と柑橘ピールのほろ苦さ、懐かしいオレンジ飴の余韻
※20歳未満の飲酒は法律により禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
紙管の化粧箱と24金コーティングの栞
パッケージも、従来とは一線を画した特別仕様です。化粧箱にはスパイラル紙管を採用し、これまでの箱型に比べてより重厚感のある仕上がりに。『北斎漫画』の唯一無二の世界観を届けるための工夫です。さらに、すべてのボトルにはノベルティとして特別な「栞」が付属します。北斎が描いた生き生きとした「未」のデザインを生かし、24金のコーティングが施されています。

チーフブレンダーが語るシリーズの構想
チーフブレンダーの立崎勝幸氏によると、“二十四節気シリーズ”の次に取り組むのは、10年以上の歳月をかけて育てていくいくつかの長期シリーズ。年に一度、各シリーズのテーマに向き合い、その年の厚岸が表現すべき原酒を選んでブレンドしていきます。その積み重ねにより、単なる限定品ではなく、厚岸の時間そのものを記録するシリーズにする構想で、その第一弾が“葛飾北斎/十二支シリーズ”です。
十二年で一巡りする十二支の考え方が、長期シリーズにふさわしいテーマだとして選ばれました。樽はバーボン樽、シェリー樽、ミズナラ樽を基本の文法とし、バーボン樽の明るさ、シェリー樽の奥行き、ミズナラ樽の日本的な余韻を干支ごとの個性に合わせて組み直しながら、十二支それぞれの表情を描いていくとしています。着想の一つには、1960年代に生まれたロックバンドの楽曲のように時代を越えて愛され続ける音楽があり、長く飲み継がれ、やがて日本のウイスキーの未来に影響を残す作品群を目指すと語っています。
第一弾の「未」では、飾らない素直さと、誰の心にも届く真っ直ぐな力を表現。親しみやすくありながら強く記憶に残ること、そして小さな始まりがやがて新しい時代へつながっていくことを込めた一本です。厚岸蒸溜所は、ウイスキーを視覚、触覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感すべてで愉しむ“総合芸術”として追求していくとしています。